▲ 水中に吊り下ろし管を通じて酸素を供給する潜水鐘 /聯合ニュース

韓国旅客船「セウォル号」の沈没から10日目の25日、行方不明者の捜索作業に動員できる限りの人員と装備が投入される。

同日午前7時までの捜索で新たに7遺体が収容され、死者は181人に増えた。不明者は121人。

前日に不明者の家族らは、潮流が弱まる時期だったにもかかわらず潜水士の投入が進まなかったとして珍島郡庁に設置された政府の対策本部を訪ねて抗議し、事故海域に近い港を訪れた李柱栄(イ・ジュヨン)海洋水産部長官や金錫均(キム・ソクキュン)海洋警察庁長らにも積極的な救助、捜索作業を行うよう迫った。

家族側の強い要求で、潜水士が長時間水中にとどまって作業できるよう、水中に吊り下ろし管を通じて酸素を供給する潜水鐘が投入されることになった。家族側が希望する新たな民間救助業者の潜水士も作業に加わる。

李長官は当面、不明者の家族とともに港に待機しながら、捜索状況の報告を逐次受けるなど現場で指揮を執る。 /聯合ニュース